【京都府宇治市|平等院他】大阪いずみ支部バスツアーと雑感

2024年11月2日 大阪府社会保険労務士会大阪いずみ支部のバスツアーに参加しました。
岸和田・堺から2台のバスに60人余が分乗し、世界遺産宇治平等院見学と宇治界隈の散策、湯の華温泉で松茸料理を堪能、京都鉄道博物館で自走する蒸気機関車を間近に見学等、楽しい一日を過ごすことができました。

バスの中では社労士同士、業務に関する情報交換も行いました。

私は一昨年、社労士試験に合格し、事務指定講習終了後直ちに開業登録しました。
サラリーマン生活満了後、人生の第2ステップとして 民事調停委員になってからの合格でした。
特定社労士の先生方も多数いらっしゃる中ですが、簡単に裁判所のADR(民事調停)について説明させていただきます。
調停委員は 調停に一般市民の良識を反映させるため,社会生活上の豊富な知識経験や専門的な知識を持つ人の中から選ばれます。
私の場合は,長いサラリーマン生活で選ばれたと思います。
社労士の方々は 地域社会に密着して幅広く活動してきた専門家として選ばれます。

民事調停の特長は以下のポイントが挙げられます。
 ① 手続が簡易:民事調停の申立ては、申立書に必要事項を記入し提出するだけ
 ② 円満な解決が可能:当事者の合意が基本
 ③ 費用が安い:トラブルの対象の額次第ですが、訴訟に比べて安価
 ④ プライバシーが守られる:民事調停は非公開、調停委員に守秘義務あり
 ⑤ 早く解決できる:ポイントを絞って話合うため、解決までの時間が比較的短い
 ⑥ 回数に制限がない:しっかりとした確認が可能
 ⑦ 判決と同じ効力:合意内容は「調停調書」に纏められ、判決と同じ効力を持つ

調停事案の付与は裁判所からの連絡で行われます。
調停は基本、相調停委員と二人で進めますが、裁判官に報告、評議を行い方針の確認を行いながら進めます。
また、事務手続きは事務官が行いますので 調停委員は調停に専念できます。

私にとって調停から受ける刺激は、いい生活のリズムになっています。
社労士としてはまだまだこれからですが、好きな領域の業務に取り組んでいけたらと考えています。

2024年11月2日
髙野 純義


平等院
京都鉄道博物館