【WEB】能登 将史先生による会員勉強会に出席して

同志社社労士クローバー会勉強会 参加報告書

研修名:「3号業務で顧客との関係構築を考える」
講師:能登 将史 特定社会保険労務士
日時:令和8年7月17日

参加者:10名
開催方法:Zoomオンライン

1 研修概要

本研修では、3号業務における顧客との信頼関係の構築方法をテーマに、講師の実務経験、最新の法改正・統計データ、具体的な相談事例、さらに大学生へのアンケート結果を踏まえ、顧問先から信頼される社会保険労務士に必要な姿勢や実務対応について学んだ。

2 主な内容

(1)顧客との信頼関係構築

  • 打合せ内容を事前に整理し、効率的な面談を行うこと。
  • 顧客の業界や興味に関する最新情報を提供し、付加価値を高めること。
  • 社長の考えや悩みを理解し、経営者の立場で考える姿勢を持つこと。
  • 困ったときに最初に相談される存在となるため、迅速かつ誠実な対応を心掛けること。
  • 趣味や雑談なども通じて、人間関係を深めることの重要性。

(2)実際の相談事例

  • 利用者への不適切対応に対する内部通報への対応
  • パワーハラスメント事案への行政対応
  • 無理な要求をする経営者への助言方法
  • 個性の強い経営者との信頼関係の築き方

いずれの事例も、法的な助言だけでなく、経営者や従業員双方の立場を理解しながら解決へ導く姿勢が重要であることを学んだ。

(3)最新の法改正・統計

主な内容は次のとおりである。

  • 子ども・子育て支援金制度
  • 育児・介護休業法改正
  • 教育訓練休暇給付金
  • 年金制度改正
  • 健康保険被扶養者認定基準の見直し
  • 人口動態、能力開発、若年者雇用などの最新統計

これらの最新情報を継続的に収集し、顧問先へタイムリーに提供することが専門家として重要であることを再認識した。

(4)学生アンケートから見えた現状

学生が就職先を選ぶ際には、

  • 職場の人間関係
  • ハラスメントの有無
  • 働きやすい職場環境
  • 適正な労働時間管理

を重視していることが紹介された。

また、「ワーク・ライフ・バランス」だけでなく、仕事と私生活を相乗的に充実させるワークインテグレーションという考え方が今後さらに重要になるとの説明があった。

3 所感

今回の研修では、3号業務において最も重要なのは、法令知識だけではなく、「顧客から信頼される存在になること」であると強く感じた。

顧客の立場に立って考え、迅速に対応し、最新の法改正や統計情報を継続的に提供することが、長期的な顧問契約の維持・発展につながることを再認識した。

また、若い世代が働きやすい職場環境やハラスメント防止を重視していることから、今後は人的資本経営や採用・定着支援などについても積極的に顧客へ提案していく必要性を感じた。

今後も専門知識の習得だけでなく、経営者の良き相談相手として信頼される社会保険労務士を目指し、実務に生かしていきたい。

 

 

活動日:2026年7月17日
事務局 平野