【WEB】植田 健一 先生による会員勉強会に出席して

【日時】
令和8年3月19日(木)18:30~20:20

【場所】
オンライン(Zoom)にて

【講師】
植田 健一 先生(会員)

【テーマ】
BHR(ビジネスと人権)に関して、社会保険労務士が果たせる役割

本セミナーは、「ビジネスと人権(BHR)」をめぐる国内外の動向を踏まえ、企業および社会保険労務士に求められる役割について、実務の視点から体系的に理解を深めることを目的として開催された。近年、BHRの重要性は国際的に急速に高まり、企業活動においても不可欠な視点となっている。全国社会保険労務士会連合会においても、ILO(国際労働機関)の技術協力のもと、「BHR推進社会保険労務士」の養成が進められており、専門人材の育成が本格化している。

企業には、自社の労働環境の整備にとどまらず、サプライチェーン全体を通じた人権尊重の取り組みが強く求められている。実際に、特定技能外国人の受入れや海外取引においては、人権監査の実施が前提条件とされる事例も見られ、「監査を受けなければ取引が成立しない」という状況が現実のものとなりつつある。このような潮流は今後さらに広がり、企業経営における重要な要素として定着していくことが予想される。

講師の植田健一先生は、つばさ社会保険労務士事務所代表として20年以上にわたり中小企業支援に携わり、「伴走型支援」を軸に実務に根ざした人事労務管理を実践されている。また、労働CSR推進プロジェクト委員や世界人権問題研究センター嘱託研究員としての研究実績を有し、現在は大阪府社会保険労務士会BHR推進特別部会長として、企業における人権尊重の取り組みの推進に尽力されている。

セミナーでは、BHRが注目される背景、企業に求められる具体的な対応策、さらには社会保険労務士がどのように関与し支援していくべきかについて、豊富な事例を交えながら分かりやすく解説がなされた。本セミナーを通じて、今後の社労士業務においては、従来の労務監査に加え、BHRの視点を踏まえた支援が不可欠であり、基礎知識として確実に習得すべき重要分野であるとの認識を深める機会となった。

活動日:2026年3月19日
事務局 平野