【京都木屋町|温石 左近太郎本店】10月15日(水)グルメの会

日時:令和7年10月15日(水)18:30~23:00
場所:温石 左近太郎本店(京都市中京区木屋町御池上ル上樵町494-1)

秋涼の候、風が川面を撫でる夜、同志社社労士クローバー会の面々は京都・木屋町の古い町屋に集いました。
夕闇に溶ける高瀬川のせせらぎが、幕末の賑わいを静かに想起させる場所――温石 左近太郎本店。
かつての料理旅館を丁寧に改装したその佇まいは、京の素材と伝統を根底に据えた京風折衷会席を供する由緒ある空間です。
私たちはそこで「秋のグルメの会」を開催し、味わいと会話に身をゆだねました。

皿が運ばれるたびに、季節の香りと温度が交差し、和洋の技が織りなす彩りが卓上を飾りました。
鯛の薄造りに添えられた菊花や、旬の茸を使った一皿には出汁の深みが宿り、洋の要素がアクセントとなって余韻を引き出します。
ひと口ごとに交わされる感嘆と笑顔は、長年の業務で築かれた堅さをほぐし、やがて互いの職務経験や地域での取り組みが自然に話題となりました。
若手が抱える悩みに先輩が静かに助言を返し、未来への志がテーブルの向こう側で育まれていくのを感じました。

幹事を務めた小林さんの周到な準備と細やかな気配りには、改めて感謝の念を抱きます。席次の配慮や料理の出し方に至るまで行き届いており、会はスムーズかつ温かい雰囲気で進行しました。
参加者は仕事上の議論だけでなく、最近の趣味、往時の思い出など多彩な話題を交わし、終盤には自然と拍手と笑いが交じる穏やかな余韻が広がりました。

由緒ある木屋町の町並みが見守る中、私たちは料理という共通言語を通じて親交を深めました。
食事の一瞬一瞬が互いの信頼を紡ぎ、ちょっとした所作や会話が社労士としての誇りと親しみを映し出します。
高瀬川の風情が変わらず街を包む限り、この輪は次回へと続き、仕事や地域社会への貢献へとつながっていくでしょう。
夜が更け、秋の余熱が静かに引いていくとき、そんな小さな祝祭の記憶だけが胸に残りました。

会は23時に閉じられましたが、余韻は長く続きました。
町屋の障子越しに漏れる灯が互いの顔を柔らかく照らし、同志社という縁が紡いだこの会が、単なる食事会を越えて知見と情誼を交換する場であり、疲れを癒し、明日への英気を養う場であることを改めて実感しました。
最後に、小林さんをはじめ幹事の皆さま、参加されたすべての会員に深く感謝申し上げます。
またこの町屋で杯を交わし、仕事と人生を語り合える日を心待ちにしています。
章を閉じるかのように、秋は静かに深まりました。

事務局 平野勝彦